Generalpause

日々の出来事を思うままに、自分の言葉で…

君へのお願い

先生という仕事は、善悪の判断が出来ないといけないから、大変なお仕事ですよねと言われたことがあります。

そう言われて、そうかもしれないなと思いました。

世の中で、「ま、いいんじゃない?」と流されることであっても、先生として「それは間違いです」と言わなければならないときがあります。追い詰めることになったとしても、間違いは間違いなのだと伝えなければなりません。

人というのは、大きく見せたり、良く見せたり、する生き物です。悪いことではありません。むしろ、その見栄があるからこそ頑張れる人もいると思うのです。ただ、過剰になると、哀れですが…。


卒業生を含め、生徒達に知っててほしいのは、あなたたちが思う以上に先生方は、あなたたちのことを思っていますよということ。大好きだし、心配もするし、気にかけてもいるんです。どうしてるかなって。卒業していようと、何かがあったら、くだらないことかなと思っても、話してほしいなと思います。くだるかくだらないか(笑)は、こちらが感じることですから。

こんなこと聞いてくれん、とか勝手に決めないで下さい。それは、寂しいことですし、むしろ失礼なことです(笑)。もっと信じてくれてもいいのにと思います。


そして、目を見て話せない人にならないで下さい。やましいことがあると、どうしても目を合わせることができなくなります。そんな人生を送らないで下さい。本当に悲しいですから。

その時その時の判断が、自分の人生を築いていくんです。安直に、楽しい方向に流れないで下さい。一度流れた評判を塗り替えるのは大変なことです。失った信頼は、そう簡単には取り戻せません。楽しければいい、やりたいからいいんだ…それはその時はそうです。でも、本当にそれを選んで、5年後、10年後が想像できますか?その自分はどんな自分ですか?と問いかけてくれたらなと思います。

やりたいことと、やるべきことの優先順位をしっかり判断できる習慣を学ぶのが学生生活です。社会人になったら、やるべきことを優先するのが普通です。

学生生活を楽しむのもいいですが、後悔した時には取り戻せないことだってあるんですよ。それが時間というもの。


究極は「生きてくれていたらいい」んです。本当に。でも、自分の力で生きていける喜びを知ってほしい。そして、その時、そばに歌がある幸せも味わってほしい。それには、やらなくちゃいけないことがあるというだけのこと。

言い訳をしない人生というのは苦しいものです。それでも、やってみる価値はある。弱い自分と向き合うのは、本当に難しいし、最も厳しいことだと思います。それでも、果敢に挑んでほしい。ぼろぼろになっても、見捨てたりしませんから。そんな簡単な先生じゃないつもりです。


自分の歩くべき道を見失った生徒には、一緒に覚悟を決めて、もう一度頑張ろうと言える人でありたいと思っています。

もう一度。諦めずに。私は諦めません。一人じゃないことに気付いてくれんかな。ったく。

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Shima
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