一観客として

本日、平和公園で行われた被爆ピアノコンサートを聞きました。小学校の修学旅行生さんによる、平和の誓いと歌だったのですが、被爆ピアノの音を客観的に聴きたくて、ちょうどその直前が近くで打ち合わせをしていたこともあり、バタバタと駆けつけました。

綺麗に整列した子供達が、時には全員で、時には一人、数人で、平和の誓いを語ってくれました。

力強く、でも、かわいらしい声で、はっきりと平和を大切にする心を伝えてくれました。

被爆ピアノの音は、いわゆる、スタインウェイとか、そういうピアノの音色とは全く違います。年期の入った、深い音がします。でも、とってもよく鳴るんです。手入れを丁寧にされているからなのですが。

子供達の記憶にどこまで残るかわかりません。でも、きっと、残ると信じていますし、今回は１曲でしたが、子供達の心にはきっと何かが残ったと思います。

その記憶を持った子供達が、やがて家庭を持ったり、出張などで広島に来た時、「あそこで歌ったな」と思い出してくれたらと思うのです。

もしかしたら恥ずかしかったかもしれない。もしかしたら誇らしかったかもしれない。今日の、そんな「もしかしたら」のいろんな気持ちを忘れないでほしいなと思います。


そして、こういう地道な活動をされている、矢川さん、コーディネーターの竹本さん、改めて素晴らしいと思いました。続けるというのはすごいことだと思います。私も今後より一層、心して取り組みたいと思います。まずは８日の夜、修学旅行の生徒さんたちを対象にコンサートを行います。今日の気持ちを私も大事にしたいと思います。

おやすみなさい。