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音楽家という意識
- 2013/12/10 (Tue)
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私は長く音楽を離れていた時期がありました。
同級生が留学したり、大学院へ行く間、私は音楽とは全く関係のない一般企業で働いておりました。納得した上でのことであっても、心の奥底では焦りもしたし、悔しさを勝手に覚えていた記憶は消えるものではありません。
悩みに悩んで、歌いたくて歌いたくて、毎日密かに泣いていたその時に「やることはきちんとやってきたんだから、どんな時でも、音楽家であるというプライドは持っていなさい。音楽は逃げないし、歌はちゃんと待っててくれるはずだから、あとはあなたがそこに行けばいいだけ。時期を待ちなさい。」と言って頂いたことがあります。いつか戻るんだ、と。
音高を卒業し、それぞれの意思で、音楽大学に進学しない生徒もいます。でも、何かの遠慮があるのか、「音大に進学した訳じゃないから」という言葉をよく耳にします。私は必ず言います。高校三年間、音高の生徒として頑張ったでしょ?と。立派に音楽家だと思います。どれだけ頑張っていたか、知っているから。音楽家としての基礎を学ぶ場所にいて、泣きながら悩みながら立ち向かったのだから、立派に音楽家だと私は思っています。
プロとして演奏していくことにおいては、これは、音大卒のほうが有利なことも正直あると思います。日本においては。認めてもらいやすいというか、目安として、わかりやすいですから。日本は、プロになることがとても簡単な国で、続けていればプロという図式になっているのも正直あると思います。
でも、音楽は、音大を出た人だけのものではないのです。
音大を出ていない、とても優秀な演奏家を私は知っています。その方は、音大卒より、よっぽど物知りですし、勉強しています。その人次第、ではないかと思うのです。
だから、今、音大や音楽学部に所属していない音高卒業生たち。自分の中で、しっかり音楽家として学んだ時期があることを誇りに思って下さいね。あんなに悩みながら、泣きながら頑張ったことは消えないのですよ。だから、遠慮せず、どんどんピアノを弾いたり、歌ったり、楽器を吹いたりしてほしいです。ただ、もし、音大を出ずにプロとして活動していこうとしているならば、もちろん、覚悟は要りますよ。簡単なことではありませんし。それこそ、音大や大学院などに進学した人達がいます。貫いてきた事に対する尊敬の念を持つことも大切だと思います。世間の価値基準、判断基準とも戦わなければなりませんし、自分の中の負い目のようなものとも向き合わなければなりません。
でも、乗り越えられないことではないと思います。やるしかないのです。日々努力して、精進して舞台に立ち続け、認めて頂くしかありません。
でもね、それって、音大を出たプロの演奏家だって同じことが言えるんですよ。音大を出たからご安泰な訳ではありません。やはり、精進を怠れば、それはもう舞台からどんどん遠ざかることになりますし、音大を出てプロ活動をしていても、自らに目を向けることなく、人の批判ばかりをして、気が付いたら何のお仕事もなかった…なんてことになってしまうのが現実です。
どの仕事も、終わりはないのです。精進し続けなければならないと思います。「この道で生きて行く」という、その覚悟があるかないかだと思います。
あなたなりに、音楽を大切にして下さい。音楽を側に置いてて下さい。音楽家であることを忘れず、どんな時も音楽を愛してほしいなと思います。
音楽は誰かの所有物ではありません。誰が一番音楽を愛しているかが大事なのではありません。自分がどれだけ音楽を愛しているかが大事なのです。勘違いしないで、自分なりに音楽を大事に大事にしていってください。引け目を感じることはありません。堂々と音楽して下さい。私の切なる願いです。
音楽がいつもそばにありますように。頑張った自分を忘れないで下さいね。ま、忘れても大丈夫。私が覚えていますから。音楽家でいましょう。
大事な大事な卒業生達へ。
同級生が留学したり、大学院へ行く間、私は音楽とは全く関係のない一般企業で働いておりました。納得した上でのことであっても、心の奥底では焦りもしたし、悔しさを勝手に覚えていた記憶は消えるものではありません。
悩みに悩んで、歌いたくて歌いたくて、毎日密かに泣いていたその時に「やることはきちんとやってきたんだから、どんな時でも、音楽家であるというプライドは持っていなさい。音楽は逃げないし、歌はちゃんと待っててくれるはずだから、あとはあなたがそこに行けばいいだけ。時期を待ちなさい。」と言って頂いたことがあります。いつか戻るんだ、と。
音高を卒業し、それぞれの意思で、音楽大学に進学しない生徒もいます。でも、何かの遠慮があるのか、「音大に進学した訳じゃないから」という言葉をよく耳にします。私は必ず言います。高校三年間、音高の生徒として頑張ったでしょ?と。立派に音楽家だと思います。どれだけ頑張っていたか、知っているから。音楽家としての基礎を学ぶ場所にいて、泣きながら悩みながら立ち向かったのだから、立派に音楽家だと私は思っています。
プロとして演奏していくことにおいては、これは、音大卒のほうが有利なことも正直あると思います。日本においては。認めてもらいやすいというか、目安として、わかりやすいですから。日本は、プロになることがとても簡単な国で、続けていればプロという図式になっているのも正直あると思います。
でも、音楽は、音大を出た人だけのものではないのです。
音大を出ていない、とても優秀な演奏家を私は知っています。その方は、音大卒より、よっぽど物知りですし、勉強しています。その人次第、ではないかと思うのです。
だから、今、音大や音楽学部に所属していない音高卒業生たち。自分の中で、しっかり音楽家として学んだ時期があることを誇りに思って下さいね。あんなに悩みながら、泣きながら頑張ったことは消えないのですよ。だから、遠慮せず、どんどんピアノを弾いたり、歌ったり、楽器を吹いたりしてほしいです。ただ、もし、音大を出ずにプロとして活動していこうとしているならば、もちろん、覚悟は要りますよ。簡単なことではありませんし。それこそ、音大や大学院などに進学した人達がいます。貫いてきた事に対する尊敬の念を持つことも大切だと思います。世間の価値基準、判断基準とも戦わなければなりませんし、自分の中の負い目のようなものとも向き合わなければなりません。
でも、乗り越えられないことではないと思います。やるしかないのです。日々努力して、精進して舞台に立ち続け、認めて頂くしかありません。
でもね、それって、音大を出たプロの演奏家だって同じことが言えるんですよ。音大を出たからご安泰な訳ではありません。やはり、精進を怠れば、それはもう舞台からどんどん遠ざかることになりますし、音大を出てプロ活動をしていても、自らに目を向けることなく、人の批判ばかりをして、気が付いたら何のお仕事もなかった…なんてことになってしまうのが現実です。
どの仕事も、終わりはないのです。精進し続けなければならないと思います。「この道で生きて行く」という、その覚悟があるかないかだと思います。
あなたなりに、音楽を大切にして下さい。音楽を側に置いてて下さい。音楽家であることを忘れず、どんな時も音楽を愛してほしいなと思います。
音楽は誰かの所有物ではありません。誰が一番音楽を愛しているかが大事なのではありません。自分がどれだけ音楽を愛しているかが大事なのです。勘違いしないで、自分なりに音楽を大事に大事にしていってください。引け目を感じることはありません。堂々と音楽して下さい。私の切なる願いです。
音楽がいつもそばにありますように。頑張った自分を忘れないで下さいね。ま、忘れても大丈夫。私が覚えていますから。音楽家でいましょう。
大事な大事な卒業生達へ。
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ホームページもご覧下さい。末永くよろしくお願い致します。
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