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被爆ピアノコンサート 大阪
- 2015/07/03 (Fri)
- 被爆ピアノ関連 |
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さぁ、いよいよ本格的な被爆ピアノコンサートツアーが始まります。朝4時に出発致しました。目的地は大阪府枚方市。毎回様々な出会いがありますので、とても楽しみにしておりました。
朝11時に現場に入り、セッティング、リハ。中学校の先生方が、本当に明るくて、とても親切にして頂きました。そして、生徒さんが、明るくご挨拶して下さるのに感激しました。素晴らしい…。良いコンサートになる予感満載です!頑張らなければ!と思いました。
最初の朗読から、涙をぬぐう先生方が多くおられました。生徒さんたちも、体育館で暑かったのですが、じっと聴いて下さいました。途中、生徒さんたちに被爆ピアノに触れて演奏をして頂くコーナーを設けました。ここで、たくさんのドラマがありました。
特別支援学級の生徒さんが最初に音楽の先生と連弾してくれました。生徒の皆さんに、出演者のお名前をご紹介しました。そしたら「おお!」とみんながあたたかく拍手をしてくれました。なんとあたたかい、優しい学校なんだと感激しました。600名の生徒の前で演奏するのは、本当に緊張することです。でも、ちゃんとお辞儀をして、ピアノの前に座って演奏を開始しました。最初こそ、緊張してなかなか手が動かなかったけれど、連弾しておられた音楽の先生が本当に素敵で。力強く、続けられたんです。何があっても行くよ!という決意がありました。その気持ちに引っ張られて、最後には素晴らしい連弾に。震えました。誇らしそうにお辞儀をする姿が忘れられません。みんなが嬉しそうでした。
その後も、レベルの高い演奏が続き、この学校は音楽学校?と思うほどでした。みんな緊張しながらも、懸命に弾いてくれて、インタビューにもハキハキと応じてくれました。その中で、途中、間違えてしまった生徒さんがいました。譜めくりした瞬間に、楽譜を見失うのはよくあることなんです。でもね、素晴らしかったのは、最後まで弾き通したこと。これ、プロでもなかなか出来ないんです。諦めなかったんです。その生徒さん。素晴らしかった。
思春期まっただ中の皆さんが、友達や先輩後輩の前で演奏するというのは、どんなにか怖かっただろうと思います。そこに立ち向かってくれただけでも本当に嬉しかったのですが、間違えても投げ出さない姿勢が本当に感動的でした。その後、その生徒さんともう一人登場しての連弾でした。動揺が残っていたので、心配だったのですが、そのまま演奏に突入。そして、やはり…止まってしまったのでした。でも、泣きながら、それでもお友達に迷惑をかけまいと、一生懸命弾き通してくれたのでした。
終わった後の拍手が、あたたかかったのです。大きな大きな拍手でした。それは、舞台裏でも続きました。袖に入って泣き崩れた生徒を、連弾したお友達が後ろから抱きしめ、ずっとずっと一緒にいたのです。他に出演してくれた生徒さんたちも一緒にいてくれて、ずっと、彼女を見守っていました。この生徒さんは、きっとみんなからとても愛されているんだなーと感じました。
私が彼女に伝えたことは、恥ずかしいと思う必要は全くないということ。もしそう思うのならば、それは自分に負けているということ。あなたは、あの混乱の中、泣きながら、ちゃんと弾き通した。それは、大人にも出来ないこと。大きな勇気を持って、やり遂げたことを、むしろ誇りに思ってほしいということを伝えました。あなたは、素晴らしい人です、と。本当にそう思います。失敗、してもいいんです。機械じゃないんだもの。全然いい。大事なのは、失敗した後、どうするか、なんです。
音高で教えていた時、試験などで、やはり暗譜が飛んだり、間違えて止まってしまったり、そういう演奏を何度も見ました。コンクールでもそうです。でも、審査する側としては、そこじゃないんです。その後、どうリカバリーするか、なんです。
素晴らしい生徒さんでした。それはきっと、心が感じるままに号泣し、感激する先生方の元で育っているから。やはり、教育なんです。絶対に。だから、先生方がまず素晴らしい。そして、素直な生徒さんたちが素晴らしいのだと思いました。
たくさんたくさん、ドラマがあり、忘れられない一日となりました。きっと、この学校のこと、私は忘れないと思います。また伺えたら嬉しいです。3年後、また呼んで下さい!何を置いても駆けつけます。被爆ピアノのこと、忘れないで下さいね。ありがとうございました。
共演して下さった、大下由紀江さん。あたたかく、気品溢れる演奏で、感動しました。うわー…素敵、と自分の出番を忘れそうでしたもん。一緒に演奏できて幸せです。また頑張りましょう!
そして、その日のうちに和歌山へ移動しました…。
朝11時に現場に入り、セッティング、リハ。中学校の先生方が、本当に明るくて、とても親切にして頂きました。そして、生徒さんが、明るくご挨拶して下さるのに感激しました。素晴らしい…。良いコンサートになる予感満載です!頑張らなければ!と思いました。
最初の朗読から、涙をぬぐう先生方が多くおられました。生徒さんたちも、体育館で暑かったのですが、じっと聴いて下さいました。途中、生徒さんたちに被爆ピアノに触れて演奏をして頂くコーナーを設けました。ここで、たくさんのドラマがありました。
特別支援学級の生徒さんが最初に音楽の先生と連弾してくれました。生徒の皆さんに、出演者のお名前をご紹介しました。そしたら「おお!」とみんながあたたかく拍手をしてくれました。なんとあたたかい、優しい学校なんだと感激しました。600名の生徒の前で演奏するのは、本当に緊張することです。でも、ちゃんとお辞儀をして、ピアノの前に座って演奏を開始しました。最初こそ、緊張してなかなか手が動かなかったけれど、連弾しておられた音楽の先生が本当に素敵で。力強く、続けられたんです。何があっても行くよ!という決意がありました。その気持ちに引っ張られて、最後には素晴らしい連弾に。震えました。誇らしそうにお辞儀をする姿が忘れられません。みんなが嬉しそうでした。
その後も、レベルの高い演奏が続き、この学校は音楽学校?と思うほどでした。みんな緊張しながらも、懸命に弾いてくれて、インタビューにもハキハキと応じてくれました。その中で、途中、間違えてしまった生徒さんがいました。譜めくりした瞬間に、楽譜を見失うのはよくあることなんです。でもね、素晴らしかったのは、最後まで弾き通したこと。これ、プロでもなかなか出来ないんです。諦めなかったんです。その生徒さん。素晴らしかった。
思春期まっただ中の皆さんが、友達や先輩後輩の前で演奏するというのは、どんなにか怖かっただろうと思います。そこに立ち向かってくれただけでも本当に嬉しかったのですが、間違えても投げ出さない姿勢が本当に感動的でした。その後、その生徒さんともう一人登場しての連弾でした。動揺が残っていたので、心配だったのですが、そのまま演奏に突入。そして、やはり…止まってしまったのでした。でも、泣きながら、それでもお友達に迷惑をかけまいと、一生懸命弾き通してくれたのでした。
終わった後の拍手が、あたたかかったのです。大きな大きな拍手でした。それは、舞台裏でも続きました。袖に入って泣き崩れた生徒を、連弾したお友達が後ろから抱きしめ、ずっとずっと一緒にいたのです。他に出演してくれた生徒さんたちも一緒にいてくれて、ずっと、彼女を見守っていました。この生徒さんは、きっとみんなからとても愛されているんだなーと感じました。
私が彼女に伝えたことは、恥ずかしいと思う必要は全くないということ。もしそう思うのならば、それは自分に負けているということ。あなたは、あの混乱の中、泣きながら、ちゃんと弾き通した。それは、大人にも出来ないこと。大きな勇気を持って、やり遂げたことを、むしろ誇りに思ってほしいということを伝えました。あなたは、素晴らしい人です、と。本当にそう思います。失敗、してもいいんです。機械じゃないんだもの。全然いい。大事なのは、失敗した後、どうするか、なんです。
音高で教えていた時、試験などで、やはり暗譜が飛んだり、間違えて止まってしまったり、そういう演奏を何度も見ました。コンクールでもそうです。でも、審査する側としては、そこじゃないんです。その後、どうリカバリーするか、なんです。
素晴らしい生徒さんでした。それはきっと、心が感じるままに号泣し、感激する先生方の元で育っているから。やはり、教育なんです。絶対に。だから、先生方がまず素晴らしい。そして、素直な生徒さんたちが素晴らしいのだと思いました。
たくさんたくさん、ドラマがあり、忘れられない一日となりました。きっと、この学校のこと、私は忘れないと思います。また伺えたら嬉しいです。3年後、また呼んで下さい!何を置いても駆けつけます。被爆ピアノのこと、忘れないで下さいね。ありがとうございました。
共演して下さった、大下由紀江さん。あたたかく、気品溢れる演奏で、感動しました。うわー…素敵、と自分の出番を忘れそうでしたもん。一緒に演奏できて幸せです。また頑張りましょう!
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Shima
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女性
職業:
声楽家/声楽講師
趣味:
ドライブ、料理、美術館めぐり
自己紹介:
広島で活動中の声楽家です。
ホームページもご覧下さい。末永くよろしくお願い致します。
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