Generalpause
日々の出来事を思うままに、自分の言葉で…
二十歳の頃
- 2017/01/09 (Mon)
- 歌のこと |
- Edit |
- ▲Top
成人の日、だそうで、おめでとうございます。
大人になったのではなく、20年いろんな人のお力を借りて生きて来たのだから、そろそろ大人になれということ、と教わったことがあります。
二十歳の頃。
音大生でした。武蔵野音大は、どことなく、ほんわかしていました。でも、それぞれ、頑張っていました。
広島では、数え年で成人式を迎えます。
私は、メゾソプラノだと言われ、とても違和感を感じていました。苦しくて苦しくてたまらない二十歳でした。
今、二十歳の自分に声をかけることが出来るのなら、焦らなくていいんだよ、ということ。人と競うのではなく、自分の成長を待とう、と言いたい(笑)
でも、ソプラノなのに、どうしてメゾソプラノの曲を「歌わされる」んだろう、と悩み抜いていました。歌うのが苦しかった。何度も楽譜を捨てました。
でも、結局辞められず、大学三年次に、外人の先生に師事することになるまで、本当に苦しみ抜きました。
外人の先生の最初のレッスンで、「あなたは歌うことが好きでしょう?誰のために歌うの?あなたの、歌うことが好き、という気持ちのために歌えばいいのよ」と言われた時、崩れるように泣きました。
「メゾソプラノかソプラノか、なんて、そんなの大した問題ではないの。上から下まで出ればいいの。音色が決めることで、あなたの声は誰が聞いてもソプラノです。でも、メゾソプラノを学ぶのは無駄ではありません。将来きっとあなたを助けてくれます。要するに、上から下まで満遍なく歌えるようにすればいいのです。さぁ、楽しく歌いましょう」
忘れられません。
今なら分かる。その言葉のすべての意味。その通りなんです。メゾソプラノの時代があったから、曲も、メゾソプラノに名曲が多いフランス語を読むのも抵抗なかったですし…感謝しています。とても。
そして、メゾソプラノとして育てたかった先生にも、今なら、乗っかれると思います。もしくは、自己主張が出来る。
でもあの時はできなかった。歌えなくなりました、声が出なくなりました、という形でしか意思表示できなかったのです。
全ては、私が未熟だったから。
プロを目指す生徒には、厳しいです、私。でも、歌うことが好きな人を増やしたいという気持ちが強いので、アマチュアの生徒さんには、とことん楽しんで欲しいと思っています。そして、プロ並に歌って頂けるようにしよう、と思っています。
素敵な曲との出会いを作りたいです。
歌うことは楽しいこと、と実感して欲しいもらえるようなレッスンがしたいです。
歌は、楽しいのです。
誇れるものはないのですが、唯一、歌を選んだことが私の誇りです。
貧乏しても(笑)歌えたらそれでいいです。歌うことで、笑顔になる人を増やしたい。それだけです。その思いだけは、二十歳から変わらない、もっと言うなら、中学の頃から変わらないのです。
頑固、ですから(^^)
寝たきりになっても、声が出る限り歌いたいと思います。
二十歳。まだ若い。何度失敗しても、まだやり直せる。
飾り立てるのではなく、内面が出て来る年齢になるまでに、良き人間になるべく、日々成長していくのが良いかと。先を歩く者として、思います。
自由、と言う言葉を履き違えないように。好き勝手に、迷惑顧みず、自分達が楽しければいい、というのは自由とは言いません。
最後まで責任を持つことが前提で、どうするかを選択する権利があるということです。その選択は、あなたの自由ですよ、ということ。社会に迷惑かけてまで、騒ぐことが成人式ではありません。
責任の重さを感じる日であって欲しいですね。
良くも悪くも、名前が出ます。決して一人で大きくなったのではない、ということを忘れないで欲しいですし、我々にも言えることだと思います。
大人同士として、住み良い社会にして行きたいですね。
ご成人、おめでとうございます。
大人になったのではなく、20年いろんな人のお力を借りて生きて来たのだから、そろそろ大人になれということ、と教わったことがあります。
二十歳の頃。
音大生でした。武蔵野音大は、どことなく、ほんわかしていました。でも、それぞれ、頑張っていました。
広島では、数え年で成人式を迎えます。
私は、メゾソプラノだと言われ、とても違和感を感じていました。苦しくて苦しくてたまらない二十歳でした。
今、二十歳の自分に声をかけることが出来るのなら、焦らなくていいんだよ、ということ。人と競うのではなく、自分の成長を待とう、と言いたい(笑)
でも、ソプラノなのに、どうしてメゾソプラノの曲を「歌わされる」んだろう、と悩み抜いていました。歌うのが苦しかった。何度も楽譜を捨てました。
でも、結局辞められず、大学三年次に、外人の先生に師事することになるまで、本当に苦しみ抜きました。
外人の先生の最初のレッスンで、「あなたは歌うことが好きでしょう?誰のために歌うの?あなたの、歌うことが好き、という気持ちのために歌えばいいのよ」と言われた時、崩れるように泣きました。
「メゾソプラノかソプラノか、なんて、そんなの大した問題ではないの。上から下まで出ればいいの。音色が決めることで、あなたの声は誰が聞いてもソプラノです。でも、メゾソプラノを学ぶのは無駄ではありません。将来きっとあなたを助けてくれます。要するに、上から下まで満遍なく歌えるようにすればいいのです。さぁ、楽しく歌いましょう」
忘れられません。
今なら分かる。その言葉のすべての意味。その通りなんです。メゾソプラノの時代があったから、曲も、メゾソプラノに名曲が多いフランス語を読むのも抵抗なかったですし…感謝しています。とても。
そして、メゾソプラノとして育てたかった先生にも、今なら、乗っかれると思います。もしくは、自己主張が出来る。
でもあの時はできなかった。歌えなくなりました、声が出なくなりました、という形でしか意思表示できなかったのです。
全ては、私が未熟だったから。
プロを目指す生徒には、厳しいです、私。でも、歌うことが好きな人を増やしたいという気持ちが強いので、アマチュアの生徒さんには、とことん楽しんで欲しいと思っています。そして、プロ並に歌って頂けるようにしよう、と思っています。
素敵な曲との出会いを作りたいです。
歌うことは楽しいこと、と実感して欲しいもらえるようなレッスンがしたいです。
歌は、楽しいのです。
誇れるものはないのですが、唯一、歌を選んだことが私の誇りです。
貧乏しても(笑)歌えたらそれでいいです。歌うことで、笑顔になる人を増やしたい。それだけです。その思いだけは、二十歳から変わらない、もっと言うなら、中学の頃から変わらないのです。
頑固、ですから(^^)
寝たきりになっても、声が出る限り歌いたいと思います。
二十歳。まだ若い。何度失敗しても、まだやり直せる。
飾り立てるのではなく、内面が出て来る年齢になるまでに、良き人間になるべく、日々成長していくのが良いかと。先を歩く者として、思います。
自由、と言う言葉を履き違えないように。好き勝手に、迷惑顧みず、自分達が楽しければいい、というのは自由とは言いません。
最後まで責任を持つことが前提で、どうするかを選択する権利があるということです。その選択は、あなたの自由ですよ、ということ。社会に迷惑かけてまで、騒ぐことが成人式ではありません。
責任の重さを感じる日であって欲しいですね。
良くも悪くも、名前が出ます。決して一人で大きくなったのではない、ということを忘れないで欲しいですし、我々にも言えることだと思います。
大人同士として、住み良い社会にして行きたいですね。
ご成人、おめでとうございます。
- << 犬と猫
- | HOME |
- 朝が来ましたね >>
カレンダー
プロフィール
HN:
Shima
性別:
女性
職業:
声楽家/声楽講師
趣味:
ドライブ、料理、美術館めぐり
自己紹介:
広島で活動中の声楽家です。
ホームページもご覧下さい。末永くよろしくお願い致します。
なお、コメントは承認制になりますので、反映されるまで時間がかかります。ご了承下さい。
ホームページもご覧下さい。末永くよろしくお願い致します。
なお、コメントは承認制になりますので、反映されるまで時間がかかります。ご了承下さい。
最新記事
(01/13)
(12/17)
(09/05)
(05/02)
(04/29)