三次へ

本日は、三次へ行きました。

様々所用を済ませ、奥田元宋・少由女美術館へ行きました。山下清展を見に。

逸る心を抑えて、まずは常設展へ。



いつもの絵画を拝見しました。春にちなんだ絵画が展示してありました。やはり「赤」が特別ですね。素晴らしいです。いつ拝見しても。

その後、ようやく山下清画伯の作品を…。



サヴァン症候群と言われていますが、この図形認識と再現力は、特殊能力だと思います。こうして自分を生かせる道を見付けられたら、それは本当にすごいことなんだなと思います。どの絵画にしても、貼り絵にしても、線、の美しいこと。まっすぐです。そして、強い。太いというのとはまた違う気がします。良いものは良い。

長岡の花火。これは有名ですよね。ネットから拾ってきた画像です。



「みんなが爆弾なんか作らないできれいな花火ばっかり作っていたらきっと戦争なんて起きなかったんだな」

すごい一言だと思います。その通りだと思います。

山下清画伯は、放浪記を記載する時、「。」や「、」を用いていません。それは会話には「。（まる）」と出てこないから、というもの。その感性がすごい。

点描画、油絵、水彩、ペン画、それぞれ趣があるのですが、どれも緻密。細かいというより、緻密。貼り絵の線も一本として無駄なものがなく、絶妙なバランス。

どれも目を奪われ、足を留められてしまいました。すっごく時間をかけて拝見しました。

私はいつも生徒に「とにかく分からなくてもいいから、本物を見なさい。その時に、自分の感覚でいいから、好きなもの、苦手なものを感じ取りなさい。苦手なものから、受け入れられるところを必ず１つは見付けて下さい」とお話しして来ました。

感性を磨くというのは、なかなか難しいと思うのですが、それを怠ると、独りよがりな、とんでもない演奏になります。身近なもの、例えば、空。毎日違います。晴れにもいろいろあります。そういうのをしっかり観察して、気付く感性を育てることが大事だと思っています。

こういう絵画など、特に、見てほしいと思っています。素直に、単純に何かを感じてほしいですし、なぜ後世に残ることになったのか、その価値を肌で感じてほしいと思っています。もちろん、私も言うだけでなく、怠らないように、心がけています。

はぁ…素晴らしかったです。今月１６日までだそうです。是非、足を運んでみて下さい。

本日は、カフェにも行きました。いつも立ち寄るカフェです。cogniliaです。今日は豆腐ハンバーグランチにしました。まずはサラダ。



アンチョビドレッシングがとっても美味しくて、お店の人に作り方を教わりました。すんごい美味しい！市販されていたので、買って帰りました。家でも作ってみます。

そして、メイン。



かわいい♡しかも美味しい。母も大満足で、気に入ってくれたようです！良かった。

食後のカフェはお約束のラテ・アート。



うきゃー！かわいい！ありがとうございます。とっても美味しかったです。帰り際に、アンチョビドレッシングをゲット。



手作りで、保存料が入っていないため、15日までの賞味期限。早っ！（笑）でもなんとか、私もマスターしたいと思います。楽しみになってきた！

そして、ランチに出てくるパンの耳がまとめてあって、なんと100円！びっくりしました。思わず買って帰りました。



ぎっしりです。このパンに、アンチョビドレッシングをつけて食べたら絶対美味しい。と思って買いました。

途中から大雨になってきましたが、なんとか帰宅しました。

素敵な作品を拝見した夜は、気持ちが豊かになります。とっても楽しかったです。そして、なにより母が喜んでくれたのが嬉しかったです。

最近、忙しくなってしまって、なかなかお休みが取れず、母を連れ出す時間が減って来ているのが、とても気がかりでした。元気に動けるうちに、生きたいところに連れて行きたいなと思っています。

親孝行が出来ていないから、せめてそれくらいはしたいと思います。

しっかりリフレッシュできました。明日からまた頑張ります。

寝よう。目がしょぼしょぼだー（笑）