Generalpause

日々の出来事を思うままに、自分の言葉で…

ソプラノかメゾソプラノか…

寝落ちしてしまい、3時半に目覚める…(笑)

来年忙しくなるなぁと思いつつ、思い出すこともいろいろ。声域の変遷も思い出しておりました。悩んだから。

子供の頃に所属していた合唱団では、ソプラノでした。裏声、でしか歌えない子でした。ハモる事が好きで、メゾとかソプラノのセカンドを歌ったりしていました。メゾが多かったのかな。

音高に入った時、声楽の先生は名前さえ覚えて貰えない劣等生で…。一年生の途中からコンコーネが高声用になりました。忘れもしない16番(笑)

大学受験のため、武蔵野音大の先生に師事した時、メゾソプラノと言われ、なぜか大学に入ってからはメゾソプラノに。

ここからが苦悩の日々でした。低音が苦手なのに、どうしてなのか分からず、歌うのが嫌になりました。苦しくて、声が出なくなりました。

大学3年の時に師事した外国人の先生が、私を導いて下さいました。「あなたはソプラノ。でも、何か考えがあるのかもしれない。考え方を変えましょう。どっちでもいいのよ。上から下まで歌える事が最も大事。ソプラノかメゾか、なんてたいしたことではないです。歌うの、好きでしょう?そのハートのために歌いなさい。自分のために歌いなさい」

堪えました…どっちでもいいんだ!とびっくりしました。

要するに、どの音域でもちゃんと歌えなきゃいけないということと、ソプラノか、メゾソプラノかは、音色が決める事。

心が軽くなり、楽しい、という気持ちが戻ってきました。

大学4年で先生は帰国され、一緒に来ませんか?と誘って頂いたのに、行かれなかったのです。無理を言って音大に来させて貰っているのに、これ以上は言えないと思い、断念しました。行きたかったです。

その後はずっとソプラノとして歌ってきました。

メゾ時代、下手だ下手だと言われ続け、高音が苦手になり、嫌いになりました。高音が出るようになったのは、35歳を過ぎてからです。歌うのが楽になったのは、40代から。今は、楽しいです。

文字にすれば、なんて事ないのですが、私にとっては、歌を辞めるかどうかの悩みだった頃もあります。

苦しかったです。

メゾソプラノの理由が分からず当時の先生に聞きました。

「私はソプラノの生徒はたくさん育てた。日本音楽コンクールでも3位に入賞させた。今度はメゾソプラノの生徒を育てたい。だからあなたはメゾソプラノなのよ」

今の私なら、乗っかることも出来たかもしれません。当時は、とても傷付いてしまいました。

私の生徒さん達には、歌うことは楽しいことだと、感じて頂けるようにレッスンしていこうと思っています。

仕事納めです(^^)今日も楽しくレッスンしてきます!

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Shima
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女性
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声楽家/声楽講師
趣味:
ドライブ、料理、美術館めぐり
自己紹介:
広島で活動中の声楽家です。
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