「おかあさんの被爆ピアノ」公開中

被爆ピアノがテーマになった、映画「おかあさんの被爆ピアノ」が７月１７日から八丁座にて、先行公開となりました。



初日の最後の枠で観て来ました。

矢川さんと、トラックで移動したり、食事をしたりする際に伺ったお話のあれこれが、矢川さんを演じる佐野史郎さんの演技を通して、次々と語られ、感慨深いものがありました。

五藤利弘監督らしい、優しい、優しい気持ちになれる映画でした。常に穏やかで、観て良かったなと思える作品でした。

被爆ピアノのことも知られて嬉しいけれど、矢川さんの地道な活動の一端が広まることが嬉しいです。

なかなか出来ることではないから。

ドキュメンタリーではないので、事実を織り交ぜてはいるけれど、基本的には作られた話です。なので、矢川さんや、被爆ピアノへの思い入れが強いと、もっと矢川さん寄りの話に、と思う方もおられるかもしれません。

でも、私は、良いバランスだったように感じています。武藤十夢さんの世代の方々にも観て頂けるし、私の母世代の方々にも、そうだったよね、と観て頂けると思います。

未来に繋がる映画でした。

また、広島出身ではない、戦後生まれの監督さんが撮られたという視点も、とてもよく理解できました。他県から見た広島の今、根強く残る人々の意識、そうだろうなと思いました。そこに、きちんと向かい合っていて、良かったです。

私は映画の終わり頃出てきます(^^)30秒くらい歌っていました。使ってくださり、ありがとうございました。パンフレットにも、顔写真が載り、家宝にしなければと思います！

今日も、もう一度観に行きます。母と。映画館で観られることをお勧めします。

八丁座さん、良いですよー！

是非ご覧ください。よろしくお願い致します。