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ショパン国際ピアノコンクール

YouTubeで配信されている「第18回ショパン国際ピアノコンクール」欠かさず観ています。

これまでは、2時間程度のドキュメンタリー番組で拝見していましたが、流石のこのご時世。YouTubeでの生配信。ありがたい!こんなに幸せなことがあるでしょうか。

世界中から、5年に一度開かれるこのコンクールを目指して、16歳以上30歳以下のピアニストが集まります。既にプロとして活動している人も参加しています。ただ、記念受験を防ぐため、予備審査があります。国際的に著名な教授かピアニストの推薦状と音楽歴、DVD等の提出があります。

その予備審査を経て、予備予選、一次予選、二次予選、三次予選があり、本選のコンチェルト演奏までの長い長い期間、戦い続けるという過酷なコンクール。

10月10日現在は、二次予選。日本人は一次予選14名のうち8名が残っています。二次予選は45名が残っています。ワルツとポロネーズを含む30〜40分のリサイタルが課題です。

流石の45名。どの演奏も素晴らしいです。私が言うのも、おこがましいのですが。

日本人は、非常にオーソドックスな演奏をすると言われています。でも、ここ数年のコンクールを見ていても、とても独創的で、個性豊かな演奏が増えたと思います。グローバルに勉強する機会が増えたからかなと思います。

そして、何より、強くなったと思います。メンタルが。

自分でYouTubeチャンネルを持ち、ファンを増やしているピアニストもいます。その1回1回の動画についても、やはりそれなりのクオリティがないと誰もついて来なく成るので、自然と鍛錬の場になるでしょうし、企画力も磨かれます。

自分の演奏はこうなんです!と言う主張がしっかり見えるというか、揺るがなくなったと思います。

そして、小さい頃から見ていた牛田さんや小林さん。大人になりましたよね。だからこそ、しんどいことも多かったと思います。小さい頃から、うまくて当たり前。いろんなことを大人から期待されて、凡人の私には考えられないようなことがあったと思います。

それでも続けてきて、こうして、ショパコンに出て、戦おうとしていることがすごいです。

プロが出るなんて、と言うコメントを見ましたが、ショパコンは、等しく挑戦するコンクールと私は思っています。プロになるためのコンクールではなく、プロも受けたいコンクールなのだと思います。タイトルが欲しいと思っていることが、プロとして相応しくないだなんて、私は思いません。

でも、冷静にみて、すごいレベルなので、プロとして十二分に活躍できる人が自然と集まるのだと思います。

濃厚なコンサートをずーっと拝見している感じです。聴衆としては、すごく贅沢で幸せな10月なんです。

全てのコンテスタントに心から敬意の念を持っております。

体力・精神力、共にギリギリと言うか、極限状態だと思います。どうか、1分1分が実り多き時間でありますように。日々、コンテスタントの演奏を聴く幸せに感謝です

ついつい、日本人を応援したくなりますね。

是非、YouTubeで、その戦いを御覧いただきたいです。

自分から逃げない人の演奏は、感動します。




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プロフィール

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Shima
性別:
女性
職業:
声楽家/声楽講師
趣味:
ドライブ、料理、美術館めぐり
自己紹介:
広島で活動中の声楽家です。
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