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第一回の発表会

頑張って立ち上げた音楽教室の第一回発表会でした。

生徒さんたちから、発表会はまだですか?とありがたい申し出に乗っかりました(笑)でも、大きな目的は、生徒さん同士の顔合わせ。そして、成果の発表。なので、大きく宣伝はしませんでした。

当日、車が停められないと困る!ということで、早めに出て、横川駅でお茶。母も一緒です。

15時にホールに入り、いろいろ準備。まー、ばたばたしました(笑)一通り、少しずつリハをしまして、いよいよ本番。

お休みしている男の子の生徒さんに裏方をお願いしました。そしたら「先生、結婚したんですよー」と驚きの報告!嬉しい!かなり辛い失恋をしているのを知っているので、嬉しくて嬉しくて。こうやって人生を少し見守らせて頂いていることを改めてありがたく思いました。

そして、本番スタート。

見守るのは、ご家族と、親しいご友人のみ。アットホームすぎるほどの雰囲気。生徒さんたちもドレスなどに着替えて華やかに…。嬉しいなー。

16組の演奏。1組目から素晴らしい歌唱が続き、私、教えている立場なのに、感動の連続でした。たっぷり最大2曲。時間を気にする事なく、歌いたい歌を歌って頂くのが一番です。開催を主催者都合にするのではなく、生徒さん主役にすることを目指しました。なので、ホール時間も余裕を持って借りました。

やり直しもあり、と思って始めたのですが、素晴らしかったです。

ただ、びっくりしたのは、講師演奏をするとプログラムに乗せたものの、走り回り、すっかり忘れていたことです(笑)練習してない!

頑張りました(笑)

終了後、記念撮影をして解散。

母と余韻に浸りながら、鯛茶漬けを食べて帰りました。



どの生徒さんも精一杯務めて下さいました。たくさんの笑顔があって、たくさん「楽しかった!また頑張りたい!次はいつですか?」とメールが届きます。とても、とても嬉しいです。互いに刺激を受け、「負けとられん!いい刺激になりました!」という声も(笑)

歌うことが大好きな人を増やしたい一心で立ち上げた音楽教室です。自分の責任において、生徒さんを大切にしたいと思っています。

発表会は強制ではなく、参加したい方を募っています。レッスンも、辞めたいという方を深追いしたりすることはありません。ご本人主義で参ります。

歌は、歌いたいから歌うのが一番楽しいのです。そこを大事にしたいと思っています。

我が教室は、各種公演チケットの購入についてもご案内はしますが、半ば強制的に購入して頂くというようなことは一切致しません。そのことで、大変窮屈な思いをされた生徒さんが多いので、そこは絶対に守ろうと思います。

何より大事にしたいのは、教室に来て、楽しかったという思いを持って頂くこと。それには、会話をすることを大事にしています。

今回とても強く思ったのは、生徒さんが日々変化していく中で、健康状態、心理状態において、自然に歌えるように、しっかり対応できる力を私が持たなければということでした。年齢的にも、体調的にも、昨日までは歌えたのに、今日は無理、ということもあります。その状態に対して、効果的なレッスンが出来るように、もっと引き出しを増やさなければと思います。

生徒さんからお花を頂きました。



このお花は、実は、小学生の生徒さんが、お母さんから貰ったものなのです。でも、その生徒さんは、私に、と。一人で電車に乗って通ってきてくれています。今は、歌を頑張ることと、レッスン中のお返事を「はい」ということを目標にしています。幼稚園の頃から知っているので、その成長を見守らせて頂けることをとても光栄に思います。

生徒さんお一人お一人の人生に寄り添い、その方に合った曲をご提供し、より良いレッスンをご提供できるように、これからも地道に、謙虚に精進致します。

生徒の皆さん。ありがとうございました。至らない私ですが、今後ともよろしくお願い致します。

納涼会、企画しますので、多数ご参加くださーい!

お疲れさまでした。


心寄り添う歌

鈴木憲夫先生が作詞作曲された、女声合唱曲「ひとひらの花びら」

自ら命を絶った方に寄せた歌。

私はこの歌が大好きで、私自身、よく知る生徒が、同じように、自ら、その人生を終えたので、この歌を、なぜ救えなかったのかという想いと共に歌っています。

レッスンでは、このソロバージョンを歌って頂いています。音域もそんなに広くなく、メゾソプラノさんでも大丈夫な高さです。でも、感じる心がとても大事な歌。

ま、歌は全てそうなんですけどね。

生徒さんと、いつも通りにレッスンをしておりました。そして、この曲に入り、一度最後まで歌い通してみましょうということになり。

最後のフレーズに来た時、泣き崩れてしまわれました。

小林麻央さんが他界したことで、年齢も近く、いろんな気持ちが湧き出たようです。

実はこの生徒さん。高田三郎先生の「くちなし」という曲に取り組もうとして、初見で一緒に歌った時、途中から泣き出して歌えなくなった方なのです。

この時の生徒さん。

とても明るく、仕事も出来て、とっても可愛い方なんです。

子供の頃から合唱で歌っておられ、その感性の豊かさから、素晴らしい教諭でもいらっしゃいます。

彼女の心の美しさに合う曲を選んでいるつもりです。

優しさと寄り添う心が、そのまま歌に表れます。

私も、じーんと来ました。

歌は、心に寄り添いますね…。

歌を選んで良かったなと心から思います。

生徒さんに感謝です。

こんな素晴らしい、素敵な曲を作って下さった鈴木憲夫先生にも心からの感謝と敬意を…。

生きなければと思います。与えられた命を全うしたいと思います。


伝え方

歌のレッスンというのは、伝え難いと言われています。

〜みたいな感じ

とか。

非常に抽象的。それを批判する人もいます。

私は…生徒さんがイメージしやすい言葉を選択することが最も重要と考えます。

でも、ちゃんと理解して頂けるように、指示だけでなく、説明も必ずします。

伝え方ひとつで、生徒さんが閃いたり、失敗し続けることになるので、伝える側の責任は大きいと思います。

今日も、それを痛感。

声を出すことばかりに神経を尖らせるのではなく、ブレスの仕方を気を付けて頂きたかったのですが、なかなか上手く伝えられず、迷わせてしまいました。

でも、今日、さんざん考えて行ったことを実践して頂いたら、別人のように…ストライクばかり。

責任、大きいんです。

とても晴れやかな笑顔で帰られました。

しばらく寝込んでおられた生徒さんも、明るい笑顔で、相変わらずの美声を響かせて下さり、安心しました。

元気に過ごして、また一緒に歌いましょう!


ということで、早めの晩御飯を食べて、松ぼっくりさんです!楽しみだー!

歌うこと

歌うことは、幸せなこと。

歌うことは、楽しいこと。

でも、

歌うことが、悲しくなったり、苦しくなるのは、本当に、辛いことです。

そこに向き合う人がいます。

私も共に取り組む決意をしました。

必ず、新しい声を見つけます。

戻らなくていい。

新しい声を見つける。

もう一度、歌うことが幸せだと、心から思える声を見つけます。

絶対に。

絶対に。

見つけた時、きっと、歌うことで、人の気持ちに寄り添えるようになる。

苦しみ抜いた声には、それが宿る。

大丈夫。私は諦めが悪いんです。本人が諦めても、私が諦めないから。

必ず、見つけます。

必ず道はある。
なければ作る。

それだけのこと。絶対に、やり遂げます。

変声期

変声期を迎えた生徒さんのレッスンについて。

女の子も男の子も必ず迎える変声期は、なかなか悩ましいものがあります。女の子も変声期があります。多分、今一番わかりやすい例として、芦田愛菜さん。「マルモ」の頃の声のイメージがあるかと思いますが、今は中学生。先日行われた映画キャンペーンでのインタビューを見て、驚かれた方もいらっしゃったのではと思います。

容姿の成長ももちろんですが、声がワントーン低くなって、落ち着いた声になりました。だいたい小学校高学年から、中学生くらいで変声期があります。もっと遅いお子さんもおられます。個人差様々なので、早くても遅くても気にしないでほしいなと思います。声帯は、最も個体差の大きい楽器なのです(^^)大丈夫です。

まず、男の子の場合は、明らかに低くなることが多いのですが、あまり変わらず、高い声のままの印象のお子さんもおられます。これも個人差様々です。あまり変わらなかったお子さんには、是非声楽をお勧めします!テノールとして!

変声期中の歌のレッスンについてですが、レッスンそのものを中断する先生もおられます。出し難さを本人が感じていて、レッスンにならないからという理由がほとんどです。よく分かります。でも私はなるべく来てもらうようにしています。

歌のレッスンは本人が希望してくれて、喉に痛みがなければ、曲に注意しながら歌います。ただ、大きい声では歌わない。変化する音域に敏感に反応して、移調しながらレッスンをするという方法を取ります。私が頑張ればいいのです。この移調作戦は、日々の変化も分かりますし、私自身も、様々な意味で、とても勉強になります。

変声期が少し落ち着いたら、テノールなのかバリトンなのか、バスなのか、聴き分けながら、慎重に、でもあまり区分けせず、歌ってもらいます。とにかく、歌うことが嫌にならないように。それを大切にしています。声が出ないから嫌だ、とならないように。

そして、高校生になったら、決して無理をさせない発声を心がけます。変声期を終えて、まだまだ間もない頃です。急に大人の発声にしたりしないよう、私の都合ではなく、生徒さんの声に合わせたレッスンをしています。

すごく、難しいのですが、私は常に、癖のない発声を心がけています。

これは女の子でも同じです。女の子も若干変化します。低くなります。少し分かり難いかもしれません。私自身、あまり変化は感じませんでしたが、合唱団で歌っていた時、風邪でもないのに、少し出難い音域があったりしたような記憶があります。でもほとんど影響はありませんでした。むしろ、落ち着いたと思われる頃には高音が出しやすくなりました。あ、私は地声で歌えない子供だったので、最初から、裏声で歌っていました。

変声期をどう乗り越えていくか、どう過ごすか、は本人の意思が尊重されるべきと思っています。声楽家になりたいと思う生徒さん、そこまで思っていないという生徒さん、どちらも私にとっては大切な生徒さんであることには変わりはないので、とにかく、歌うことが好き、という気持ちをどうやって育てて行くか、を最も大切にしています。

歌うことが好きならば、きっと続けることが普通になっていくからです。過ごし方はいくらでもあります。ある生徒さんは、ソルフェージュを徹底して訓練しました。後々、大変功を奏しました。過ごし方はいくらでもある。そう思います。

私は、ちゃんと生徒さんの変化を感じ取り、よく話し合ってレッスンを進めるようにしています。それは大人の生徒さんでも同じです。

加齢は全人類が迎える事実。出ていた音が出なくなる、痰が絡む、ビブラートがついてしまう、音域が下がる…様々です。そのことについては、また別途アップしますが、いずれにしろ、方法はあります。そして、やはり対話が大事です。不安や情けなさ、悲しさ、そういうところにきちんと寄り添っていきたいと思います。

レッスンのお問い合わせ、大歓迎です。是非一度、いらして下さい!年齢性別、経験不問です。身体条件に合った発声を見付けて、楽しく歌えるお手伝いをさせて頂きます。お問い合わせ、お待ちしております。

お問い合わせは、私のホームページの「CONTACT」からどうぞ!ページの一番下にある「♪」をクリックして下さい。メールフォームが立ち上がります。よろしくお願い致します。


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プロフィール

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Shima
性別:
女性
職業:
声楽家/声楽講師
趣味:
ドライブ、料理、美術館めぐり
自己紹介:
広島で活動中の声楽家です。
ホームページもご覧下さい。末永くよろしくお願い致します。
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